体験消費時代のマーケティングヒント

みなさんこんにちは、顧客創造マーケティングの和田康彦です。
長い期間にわたって、社会から優秀だと認められている会社、リスペクトされている会社は、みなしっかりとした使命感に基づいた経営が行われている会社です。
例えばグーグルは、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」という使命感を持ち、それを実行し続けることで世界を牽引する先端企業に成長しました。
また、ユニクロを展開するファーストリテイリングは「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します」という使命感のもと、フリースやヒートテックなど画期的な商品を次々に開発して、今や世界第3位の売上を誇るアパレル企業に育ちました。
つまり、企業経営をしていく上で最も大切なことは、企業活動が自社の使命感にもとづいておこなわれていることです。
使命感とは、何のためにその会社をつくったのか、何のためにこの会社は存在するのかという企業の存在理由であり、企業活動の原点になるものです。
▪しっかりとした使命感にもとづいた経営が行われている会社とは
では、しっかりとした使命感にもとづいた経営が行われている会社とは具体的にどのような会社なのでしょうか。次の3つがポイントになります。
① 経営戦略や意思決定が使命感に沿って行われていること。またそこから外れたことはやらない経営ができている会社。
② その使命の実現に少しでも近づこうと、高い目標、あるべき姿を常に追い続ける挑戦をしている会社。
③ 社員が自分の会社の使命感をよく理解し、「それを実現するために、自分はこのような考えで仕事をしている。」という自分の意思をしっかり持って働いている会社。
あなたの会社は、しっかりとした使命感にもとづいた経営がされていますか。
会社を成長させ、長く繁盛させようと思ったら、自社の使命をすべての企業活動の中心に据えた経営をすることが何より肝要です。
自社の使命感を改めて認識してみましょう。