体験消費時代のマーケティングヒント

みなさんこんにちは。和田康彦です。
顧客視点マーケティングの時代は、顧客が何を求めているのかを常に考え、自分たちのビジョンに基づいてどのような顧客体験を提供できるかどうかが問われています。
顧客に素晴らしい体験を提供するたには、テクノロジーの知識が求められるなど、このところマーケティングの領域が広がってきています。
巷では、デジタル化こそがマーケティング成功の鍵といわれていますが、デジタル化が進んでもマーケティングの本質は変わらないことを肝に銘じておきましょう。
今日は、デジタル化が進展する中でも、マーケティングを推進していく上で不変の5つの要素を整理しましたので、日々の経営に取り入れてください。
① 自社のビジョンを体現する。
社員一人ひとりが、自社のビジョンを理解し、自分ごと化して顧客に向き合いましょう。そのためには、社長自ら、自社のビジョンを社内に浸透させていく地道な取り組みが重要です。
② パーパスに向き合う。
コロナ禍で先行きが不透明な時代だからこそ、自社の存在意義に根差した事業が求められています。「そもそもあなたの会社は何のために存在しているのか」を再定義し、従業員や顧客に示していきましょう。
③ 顧客にとって「自分ごと」にする。
顧客にとって意味のあることを常に考え、顧客のベネフィットを提供し続けることが大切です。顧客にとっての精神的な満足感を提供していくことで、顧客との絆が深まっていきます。
④ 全社各部門が一丸で取り組む。
部門の垣根を越えて取り組むことで、顧客の多様で変化するニーズに応えることができます。顧客は常にあなたの会社の本気度を見ているのです。
⑤ 社内外で同じメッセージを共有する。
従業員一人ひとりが自分たちのビジョンやパーパスを社外に向けてきちんと語れることで、顧客からの信頼や共感を得ることができます。
今日は、デジタル化が進展する中でも、マーケティングを推進していく上で不変の5つの要素をご紹介しました。どの項目も毎日の地道な取り組みの積み重ねの上に花開くものです。
先行きが不透明な時代だからこそ、盤石な経営基盤を築いていきましょう。