体験消費時代のマーケティングヒント

2022-07-28 16:41:00
女性の向上心が消費を生み出している。

みなさんこんにちは、和田康彦です。

 

消費のパターンとは、①不安、不満などを解決するソリューション型消費 ②もっと生活をよくしたいという向上心を充たす前向き消費に2分されます。

 

別の言い方をすると、「困ったを減らす」消費と「うれしいを増やす」消費ですね。

 

このところ物価高や給料が上がらないなどのニュースが連日のように流れてきますが、そんな不況の中でも女性の向上心は旺盛です。

 

男性はどちらかというと、仕事や会社、趣味に価値観を置いていますが、女性は自分自身や家庭、友達を大切に生きています。つまり、女性は男性に比べて、自分や家庭(暮らし、生活)つながりの中で向上させようとする意識が強いといえます。

 

このような向上心が強く、自分を高めていきたいと考える女性が今の消費をリードしているのです。

 

今よりも美しくなりたいと考える人がサプリメントを購入し、今よりもスキルを上げたいと考える人が通信講座を受講する。今よりも自分の住まいを素敵にしたいと考える女性がインテリアを購入したり、リフォームを計画しているのです

 

先日も、今年の4月に銀座にオープンした「DAISO」、300円ショップの「Standard Products by DAISO」、「THREEPPY(スリーピー)」という3つのスタイルが集積したダイソー基幹店を訪れましたが、3業態とも、商品のデザイン力を高めて、若い女性やカップル客で賑わっていました。

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また、300円ショップの3coinsや業務スーパーの業績も絶好調です。値上げラッシュの中でも、感性価値とコスパの高いブランドにますます支持が集まっています。

 

これからの時代は、女性の向上心に応えることこそが消費につながります。

 

あなたの会社でも、不況の中でもなんとか工夫して楽しみたい、良くしていきたいと考える女性に、「うれしい」を提供できる価値をどんどん提案していきましょう。