体験消費時代のマーケティングヒント

2021-04-14 17:23:00
ファンづくりのマーケティング「地元のお客様の生活を豊かにしよう!」

眼鏡販売JINSは、創業の地である群馬県前橋市に地域コミュニティのハブとなることを目指した新施設「JINS PARK(ジンズ パーク)」2021429日(木・祝)にオープンする。

 

この施設には、アイウエアブランド「JINS(ジンズ)」のほかにも、飲食事業として新たに展開するベーカリーカフェ「エブリパン」を併設。

 

誰もが自由に使用できる屋外広場や、施設内にも大階段や屋上テラスなど広々とした空間を設けることで、地域に新しい交流が生まれる場をつくるなど、JINSが地域と共生することを目指した新しい店舗形態となる。

 

施設名の「PARK」には、公園のように「みんなの場所」を目指すという想いを込めており、施設内外には地域住民が自由に使える広場を複数設けるなど、一つの空間で様々な価値が融合する空間となっている。

 

JINS PARK」では、新たな飲食事業となるベーカリーカフェ「エブリパン」をオープン。「エブリパン」というブランド名には、みんなが愛する味を、いつも出来立て、作り立てでお届けしたいという想いが込められている。

 

メニューは、どこか懐かしさを感じる味の約60種のパンを提供。群馬県産小麦や地元の新鮮な素材にこだわった総菜パンを中心に、定番の焼きたてパン「いつものパン」や、オーダーが入ってから調理を開始する「とくべつパン」をラインアップ。アイウエアに留まらず、食を通じた顧客同士のコミュニケーションを提供し、生活を豊かにすることを目指している。

 

モノを売るよりも、人々が集う居心地のいい空間作りを優先しているJINS PARK。田中仁CEOの地元への愛が感じられるプロジェクトだ。オンライン全盛の時代、ネットでは味わえない“つながり”が生まれる場所に育ってほしいと思う。