体験消費時代のマーケティングヒント

みなさんこんにちは。和田康彦です。
本日2020年12月17日付の日本経済新聞を見ていると「非効率にいこう。」というキャッチフレーズの全面広告が目に飛び込んできました。
どこの会社の広告だろう?と興味を持ってみると「PLAID」という社名が記されています。
そのまま、ボディコピーを読み進めていくと、この会社、本日東京マザーズ市場に上場するらしく、その記念広告であることがわかりました。
同社は、「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げ、データやテクノロジーで人が本来持っている直感や創造力を引き出せる環境を実現し、その先に、あらゆる人がより良い体験を享受できる社会を目指している、今注目のテクノロジーの会社です。
テクノロジーといえば効率を追求するのが当たり前の世界ですが、今回なぜ「非効率でいこう。」という真逆のメッセージを発信しているのでしょうか。
いかにそのメッセージの一部を抜粋させていただきました。
「たしかに効率化は大切です。
ただそれだけでは、まだスタートラインに立っただけかもしれません。
なぜなら、テクノロジーを効率化のためだけに使って
数字やロジックを突き詰めていくと、
どこも同じような結果になってしまうから。
そういったコモディティ化を、いかに超えていくのか。
私たちPLAIDの答えは、人です。
人が人を思いやる想像力や、心を動かす情熱。
そんな「効率」が軽視してきた、「非効率」な人の創造性こそが、
これからの世界で、唯一無二の価値を生み出すと信じています。
だから私たちは、効率という枠を超えて、
「非効率」と切り捨てられてしまっている
人の創造性を引き出すテクノロジーを提供したい。
どんなに時代が変わっても、やっぱり人が最強。
私たちはテクノロジーとデータで人の価値を高めることで、
人や社会のよろこびを増やすお手伝いをしたいと思っています」
このところ、デジタルシフトやDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていますが、テクノロジーはあくまでも人の創造性を引き出すための道具であることを忘れてはいけませんね。
久しぶりに、すてきなメッセージの広告に出会いました。これからもPLAIDという会社に注目していきたいと思います。