体験消費時代のマーケティングヒント
2020-04-27 16:15:00
みなさんこんにちは。和田康彦です。
「エシカル」とは英語で「倫理的な」という意味で、法律の縛りはないけれども多くの人が正しいと思うこと、または本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を意味します。
そこから派生して、今では、人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動のことをさすようになりました。
日本においては、消費者庁が 2015 年 5 月から 2 年かけて「『倫理的消費』調査研究会」を開催し、エシカル消費の枠組みづくりが行われました。
エシカル消費は間口が広く、「エシカル」という大きな傘の下に「フェアトレード」を筆頭に「オーガニック」や「地産地消」「障がい者支援につながる商品」「応援消費」「伝統工芸」「動物福祉」「寄付付き商品」「リサイクル・アップサイクル」「エシカル金融」など幅広い消費の形があります。
日本では東日本大震災後、被災地の商品を買って復興を応援する「応援消費」が盛り上がりました。また最近では、環境にやさしい企業を支持する人が増えてきています。
今回の新型コロナウイルスの中でも、テイクアウトや宅配の利用で営業できない飲食店を応援する動きが広まっています。
アフターコロナは、すべての環境や人と調和する時代へ。エシカル消費の機運がよりいっそう高まっていくことが予測されます。