体験消費時代のマーケティングヒント
みなさんこんにちは。和田康彦です。
株式会社ビームスは、2020年4月10日(金)より、多様な結婚式に参列する女性たちへ向けて、ドレスやメイク、ヘアアレンジも含めたトータルコーディネートを提案するオンラインサービス<BEAMS SALON(ビームス サロン)>をスタートすると発表した。
<BEAMS SALON>は、結婚式に参列する女性たちへ向けて、ドレスやアクセサリー、バッグやシューズをBEAMSの品揃えの中から再編集し、ウェブサイトコンテンツを通して提案するサービス。各コンテンツで扱うアイテムは<BEAMS SALON>のサイトからリンクするBEAMS公式オンラインショップで購入することができる。また、コーディネートだけでなく、ヘアスタイルやネイルのティップスも合わせて発信する。
自分たちらしい挙式を望む新郎新婦による自由なスタイルの結婚式が増加し、「何を着たらいいのかわからない」と悩む女性が増えているということに着目したソリューションサービスだ。
サイトでは、ドレスを選ぶ基準や今知りたい情報といった女性たちのインサイトも意識し。また、<BEAMS SALON>ではオリジナルブランド<JOIÉVE(ジョエブ)>も同日に発表。BEAMSから再編集した商品ラインナップに加えて紹介する。
ファッションビジネスの究極の目的は、ファッションを通じて、すてきな人を増やしていくことであり、強いて言えば、一人ひとりのお客様の素晴らしい人生を創造することだ。
書店を覗いて見ても、着こなしに関する指南書がたくさん並べられており、どう着こなせばいいのか悩んでいる女性が多いことが推察される。
今後は、ビームスに限らず、アパレル各社が女性の着こなし力を応援するコンテンツの強化にどんどん取り組んでほしい。すてきな日本女性を増やしていくことが、今の日本のファッション産業に求められていることだ。