体験消費時代のマーケティングヒント
2020-03-11 17:32:00
みなさんこんにちは。和田康彦です。
東日本大震災では、日常の大切さや身の丈の幸せのありがたさに改めて気付かされました。当時の調査結果を見ても、これから重視していきたい過ごし方で最も多かったのが「家族の絆・愛情を大切にする生活」次いで「ゆとりを大切にする生活」「健康を大切にする生活」「快適を大切にする生活」が続きました。(ベルメゾン生活スタイル研究所調べ)。
震災から9年経った今も、日常の幸せを重視する生活スタイルは健在です。家族との時間を大切にするために、「記念日を大事にする」、「家族そろってキャンプやバーベキューを楽しむ」といったスタイルが定着してきました。また、ゆとりある生活を大切にするために、「時短家電や時短食品を取り入れる」、「家でコーヒーや紅茶などお茶の時間をゆっくり楽しむ」人が増えています。健康を大切にする生活では、「ヨガやストレッチでストレスを上手に発散する」、「体の酸化や老化の予防を心掛ける」といった前向きな取り組みが根付いてきています。そして、快適を大切にする生活では、「整理整頓をしてモノは増やさない」、「必要がないものはできるだけ捨ててシンプルに暮らす」ことが浸透してきました。
そして今、私たちはコロナウィルスの影響で普段の当たり前の生活もままならない日常を余儀なくされています。
今回の経験で、日常の幸せを大切にしていく流れはますます加速していきそうです。