体験消費時代のマーケティングヒント

2020-02-14 08:24:00

 

みなさんこんにちは。和田康彦です。 

 

日本マクドナルドホールディングスは201912月期の決算を発表し、本業のもうけを示す営業利益は1年前と比べて11.9%増の280億円となり、4年連続で増益を達成。1112月期以来、9年ぶりの営業最高益を見込みます。 

 

 

商品面では、バーガーやサイドメニューを低価格で提供する「おてごろマック」や秋の定番商品「月見バーガー」シリーズなどが伸長。消費者の節約志向を捉えたお得感や季節限定のワクワク感を提供して売上を伸ばしました。 

 

 

また店舗では、接客に特化した従業員、「おもてなしリーダー」を配置。客を席まで案内するなどサービスを充実させて、顧客の「店舗体験」向上にも取り組んでいます。 

 

 

さらに、スマホアプリを使って注文・決済ができる「モバイルオーダー」を導入。待ち時間やをレジでの時間を減らすことで、忙しい消費者の利便性を高めました。 

 

 

14年の鶏肉偽装問題で業績が大幅に悪化した同社ですが、顧客視点に立った「ワクワク・ドキドキ」価値の提供で、再びファンのすそ野を広げています。