体験消費時代のマーケティングヒント
2020-02-07 07:01:00
みなさんこんにちは。和田康彦です。
アパレル大手のストライプインターナショナルが、D2C事業を本格的に始動することを発表しました。第1弾として身長153cm以下の女性向けファッションブランド「レム クローゼット(rem closet)」を立ち上げ、3月26日に販売を開始します。
新ブランドは、低身長で服のサイズが合わないという悩みを抱える20代後半から30代の女性に向け、小柄な女性に合うサイズのトレンドカジュアルウェアを提案。
ディレクターに抜擢された松井里穂さんは「コエ(koe)」の元販売員兼SNSディレクターで、松井自身のコンプレックスである150cmの小柄な体型をカバーするコーディネートを毎日欠かさずインスタグラムやファッションコーディネートアプリ「ウェア(WEAR)」に投稿。月120コーディートを2年間継続し、インスタフォロアーは1万4千人。多くの女性から支持を集めています。
アパレル市場が縮小する中、ニッチな市場に的を絞ったD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)に注目が集まっています。成功の鍵は、消費者目線でのモノづくり。お客様に共感してもらえる商品やコミュニケーションで高揚感を感じてもらうことが大切です。