体験消費時代のマーケティングヒント

2020-01-27 16:12:00

みなさんこんにちは。和田康彦です。 

 

日本フランチャイズチェーン協会の調べによると、コンビニ大手7社の2019年12月末の店舗数は5万5620店で、前年同期に比べ、123店減少しました。 

これまで新規出店で成長してきたコンビニのビジネスモデルは転機に来ています。人手不足や人件費の高騰により、フランチャイズビジネスの経営環境は悪化しており、今後も閉鎖する店舗が増えていくことが予測されます。 

 

今後は、既存店の客数をどうやって増やしていくかの競争になると思いますが、手ごわい競争相手が「ドラッグストア」です。 

もともとは、薬や化粧品が中心だったドラッグストアも、最近では生鮮食品やお弁当やお惣菜なども品揃えするようになりました。また24時間営業する店も多く、働く女性にとっての強い味方になっています。  

 

利便性を追求して、売れ筋ばかりを並べているコンビニは確かに便利で合理的な一面、ドラッグストアのような自分の好きな化粧品やスナック類を見つける楽しみ、新商品に出会う楽しみ、お得な商品をゲットするうれしさは提供できません。 

  

つまり、コンビニが既存店の売上を上げていくためには、これまで以上に女性をワクワク・ドキドキさせるオリジナルスイーツや総菜の開発、お店独自の品揃えのオリジナリティなど、これまでになかった「ワクワク・ドキドキ」価値の創造が決め手になります。