体験消費時代のマーケティングヒント
2020-01-30 15:58:00
みなさんこんにちは。和田康彦です。
あなたの周りにも、普段の何気ない所作が上品で美しい人が何人かいると思います。
そのような人は、私の周りにもいますが、多分、幼少期の頃から厳しくしつけられて、身体の隅々にまで「美しい所作」のDNAが宿っているのではないかと思います。
さて、企業に目を向けても、組織のDNAや自社の美学や哲学をしっかり浸透させているプロセスから生み出される商品やサービスには、一点の曇りがなく、そうした一連のアウトプットを連ねる「一貫性」があります。
確固たる価値観が組織に浸透し、その価値観が業務プロセスを制御するようになれば、組織の自助作用で、製品やサービスには高い付加価値が生み出されます。
何年も続く欧州のラグジュアリーブランドには、女性を魅了する美しい本物の価値が宿っています。だから見ているだけでもワクワク・ドキドキし、高くても買ってしまうのですね。
普段の業務プロセス、普段の活動の隅々にまで組織が持つ価値観が浸透してはじめてアウトプットされる製品やサービスに違いが生まれます。そして、その「違い」を世の中に浸透させることでブランドになるのです。